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やる夫で学ぶ行政書士試験関連の判例



 現在連載中 【やる夫による行政書士試験テキスト・問題集レビュー

 2013年8月24日追加「行政書士基礎テキスト 法令編(2013年度版)



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  最終話_合格発表  やる夫による行政書士試験テキスト・問題集レビュー

  やる夫で学ぶ行政書士試験に出そうな判例  



ようやく業務が多少落ち付いてきました。






1

だお


唐突に更新だお!









やらない夫いす


このブログの管理人も、ようやく「やる夫」を書けるぐらいの余裕が少しは出てきたみたいなので、だいぶ気が楽になっているようだ。

あんまり忙しすぎるというのも考えものだな。















2

タバコ

ほんと開業当初は「うおおお!来た仕事なんでもうけてやる!」なんて意気込みだったりするけど、いざ恐ろしく立て込んでくるとそんなこと言っていられなくなってくるお。

もう、丁度いい塩梅でいいっす、みたいな気持になってくるお。







やらない夫


そうだよなあ。こうやって、好き勝手ブログ書いていられるような時間もほしいよな。

まあ、そろそろ今回の本題に入ろうか・・・・




     




3

だお

今回からタイトルコールをやりたいお。ていうか、やるお!やりまーす!!

ということで・・・・










4

やる夫で学ぶ行政書士試験に出る判例



















5

スーツ


すみません。自己満足できました。では、やらない夫さんよろしくお願い致します。

私はまたも出番を自重します。











6

やらない夫手組み

うむ、えらく好き勝手にやられたものだが、ここから落ち着かせていきたいと思う。まだあわてるような時間じゃない。

では、今回は「前科照会事件」を取り上げたいと思う。これはプライバシー権と連動する判例となっている。地方公共団体が弁護士会からの照会に応じて、前科等を報告することが、個人の法律上の利益を侵害し、違法となるのかどうかというあたりが争点となった事件だ。



                   





できる夫

この事件は、自動車教習所の技術指導員であった原告の前科等に関して、この自動車教習所側の弁護士が京都弁護士会を通じて京都市伏見区役所に照会をし、京都市伏見区役所がこれに応じて原告の前科等を回答したことが発端となっていますね。








7

やらない夫机
もはや何も言わずとも合いの手を入れに颯爽と現れてくれるので、大変助かる。

そもそも、当時原告と、原告が所属していた自動車教習所との間で解雇を巡って、地位保全仮処分申請等で争っていたようだ。この争いの最中に、自動車教習所側の弁護士が京都弁護士会を通じて京都市伏見区役所に対して、原告の前科等の照会を行ったという経緯である。

結局、この照会に対する京都市伏見区役所の回答に基づき、自動車教習所側は原告に対して、予備的解雇を行った。








できる夫目閉じ

はい。そして、京都市伏見区役所が行った原告の前科等に関する回答は、原告のプライバシーを侵害するものだとして京都地方裁判所に提訴されました。









8

やらない夫

いいぞ、できる夫くん。非常にスムーズな流れだ。

第1審(京都地方裁判所)は原告の請求が棄却されたが第2審(京都高等裁判所)では原告の請求が一部認められる形となり、そして最高裁判所に上告された。最高裁ではまず最初に次のように見解を示した。
  










9

【最高裁】

最高裁

前科及び犯罪経歴(以下「前科等」という。)は人の名誉、信用にかかわる事項であり、前科等のある者もこれをみだりに公開されないという法律上の保護に値する利益を有するのであって市区町村長が、本来選挙資格の調査のために作成保管する犯罪人名簿に記載されている前科等をみだりに漏えいしてはならないことはいうまでもないところである。



                 
                 
 




10

やらない夫いす

ここでポイントとして

前科及び犯罪経歴は人の名誉、信用にかかわる事項
前科等のある者もこれをみだりに公開されないという法律上の保護に値する利益を有する

という2点があげられる。行政書士試験のテキスト・問題集等をやっているとポイントとしてあげられるところだ。続けて、この事件の結論として、最高裁は次のように判示した。














11


【最高裁】

最高裁

京都弁護士会が弁護士の申出により京都市伏見区役所に照会し~(中略)~ 照会を必要とする事由としては、照会文書に添付されていた弁護士の照会申出書に「中央労働委員会、京都地方裁判所に提出するため」とあったにすぎないというのでありこのような場合に市区町村長が漫然と弁護士会の照会に応じ犯罪の種類、軽重を問わず、前科等のすべてを報告することは公権力の違法な行使にあたると解するのが相当である。









12

できる夫

原告の請求が認められる形となりました。(京都市に対して、原告に損害賠償として25万円を支払うことが確定)「犯罪の種類、軽重を問わず」というところもよくポイントとしてあげられるところですね。
                  







やらない夫手組み
うむ。ただ、一つ注意点として、地方公共団体が前科等につき回答することが全て違法というわけではないことに注意が必要だ。

前科等の有無が訴訟等の重要な争点となっていて、市区町村長に照会して回答を得るのでなければ他に立証方法がないような場合には、裁判所から前科等の照会を受けた市区町村長はこれに応じて前科等につき回答をすることができるものであり、同様な場合に弁護士法二三条の二に基づく照会に応じて報告することも許されないわけのものではない」というように今回の判決文でも示されているので、このあたりの考え方は、頭の片隅にでも入れておいた方が良いのかもしれんな。










13

タバコ

そう、但し、そのような場合であっても、「その取扱いには格別の慎重さが要求される」ということも頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。

では、今日はこの辺りで・・・・また次回をよろしくお願い致します。













【やる夫で学ぶ行政書士試験関連の判例】

八幡製鉄事件

税理士会政治献金強要事件

群馬司法書士会事件

マクリーン事件

DBでいう人造人間編みたいなもの

外国人地方参政権事件

全農林警職法事件

三菱樹脂事件

前科照会事件


やる夫で学ぶ行政書士試験


平成22年度版やる夫で学ぶ行政書士試験
さて、ほんと凄く久しぶりに「やる夫で学ぶ行政書士試験シリーズ」を書きました。


いざ、書き出すと結構楽しいんですけどね。
今後も「やる夫で学ぶ行政書士試験シリーズ」で色々と書いていきたいところではあります。


あと、前々からやりたいと思ってできていないのが、
行政書士試験のお勧めテキスト・問題集の最新版」です。


最初にやる夫でこれを書いたのが、実に2年前にもなるわけでして、あれから今に至るまで
新たなテキスト・問題集なんかも出ておりますので、もう一度テキスト・問題集を
一通り読んでみて、最新版をアップしたいなと思ってます。

本読む


最近は、LECの「出る順行政書士シリーズ」が問題集の中では結構良いかなと思ってます。

そこら辺りも含めて、再考察したいですね。












【法的思考を問う】





ということで、今回の「やる夫で学ぶ行政書士試験 判例シリーズ」は、
三菱樹脂事件を取り扱いました。


憲法が私人間の権利侵害等にも適用されるのかというところが
法学的には争点となりましたこの事件、ざっくり言ってしまうと
憲法の規定は私人間の関係において直接適用(類推適用)されないが間接適用される場合はある


一昔前であれば、この結論を取りあえず押さえておけばよかったのですが、
近年の行政書士試験はそんなに生易しいものではありません。



まさに「法的思考を問う」試験問題がよく見受けられます。憲法の分野においては、
ある判例の考え方を示すものをア~オの中から選択したり、ある見解と一致する
判例の考え方をア~オの中から選択するといった問題等が見受けられます。
(平成22年度行政書士試験の問3、問6。行政法だと問10など)



よって、単に判例の結論を知るだけでなく、なぜその結論に至ったか
理解しなければならないところが、一昔前の行政書士試験と違ってくるところなのかなと思います。



平成22年度の行政書士試験問題を読み解く限り、今後も判例の考え方を
読み解くような問題というのが増えていく可能性があるなと感じました。


むむ

法律や判例・規定等の解釈を考えることは、行政書士の業務上よく行われるところですので、ある意味では実務に直結しているとも言えるのかもしれません。

私もよく、判例の解釈で頭を悩ませることがあります・・・・










ちなみに、今週は新規案件の打ち合わせが週中からドドドドドって感じになっているので
(打ち合わせだけで水~木の予定が埋まるような状況)
次の更新は土曜日~日曜日にかけてになるかなと思います。





【やる夫で学ぶ行政書士試験関連の判例】

八幡製鉄事件

税理士会政治献金強要事件

群馬司法書士会事件

マクリーン事件

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外国人地方参政権事件

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三菱樹脂事件


やる夫で学ぶ行政書士試験


平成22年度版やる夫で学ぶ行政書士試験




もう6月なんですね。


ほんと月日がたつのは早いです。そんな月日の流れの早さを感じつつ、
すごい久々にやる夫系の更新です。







1

だお


またまた、すげえ久しぶりだお。









やらない夫机


さて、今度は何カ月振りだ・・・・・

なんと、この判例シリーズは前回の更新が2010年8月だったので、実に10カ月振りだな。










2

だお


なんつうか 「もう更新しないじゃねえの、この糞ブログ」と確実に思われていただろうに、なんでまた更新する気になったんだお☆










やらない夫机


さあな・・・

ただ、平成22年度の行政書士試験はもう終わったので、ストーリー的にはどうするんだろうな・・・









3

できる夫

そうなんですよ。

自分の立ち位置がどうなっているのかよくわからないんですよね。
                    

                                  





できる夫さんだ。お前とは鼻があるかどうかで区別される




・・・・誰だっけ










4

できる夫目閉じ


正直、ストーリーとか考えていると結構大変なので、ここは深く考えずに取りあえず判例をやってみたいと思いますが・・・








やらない夫


うむ、おれもそう思う。今日はテンポよく、判例を進めていきたいと思う。

またストーリー展開が浮かんだら、それに合わせてくれればありがたい。









5

できる夫あご


ええ、そうします。

それでは、今日は、三菱樹脂事件を・・・








やらない夫机

よしきた。三菱樹脂事件は、憲法の規定が直接私人間の関係についても適用されるのかどうかというところが争点になった判例だ。

これは、原告が三菱樹脂株式会社に入社する際の採用試験で、原告が大学在学中に学生運動に参加したのかどうかを尋ねられ、原告はこれを否定した。ところが、その後の三菱樹脂株式会社の調査により、原告が学生運動に参加していた事実が発覚したことに端を発する。








6

できる夫目閉じ
発覚したのが、試用期間中だったんですよね。

それで、試用期間満了に伴い、三菱樹脂株式会社は原告が学生運動に参加していたことを隠していたこと等を理由に、原告の本採用を拒否したわけなんですよね。








マクリーン事件10-2できる夫くん、いつも素晴らしい合いの手を入れてくれて助かる。そう、そこで以下の2点を主な争点として裁判が行われた

・企業が特定の思想・信条を有する者の雇い入れを拒否すること
・企業が労働者の雇い入れにあたり、その者の思想・信条を調査すること(原告の思想・信条の自由を侵害するか否か)

第1審(東京地方裁判所)、第2審(東京高等裁判所)ともに原告の訴えが認められる形となり、三菱樹脂株式会社が最高裁判所に上告するという流れになった。最高裁判所では、まず、憲法が私人間の関係において直接適用されるのかどうかをまずは判示した。









7


【最高裁】

最高裁

憲法の規定は ~(中略)~ 国または公共団体の統治行動に対して個人の基本的な自由と平等を保障する目的に出たもので、もっぱら国または公共団体と個人との関係を規律するものであり、私人相互の関係を直接規律することを予定するものではない。 



                   







8

できる夫
ここが、行政書士試験勉強でも重要なところですね。

・憲法の規定は、国・公共団体と個人との関係を規律するもの
・憲法の規定は、私人相互の関係を直接規律するものではない(すなわち私人間の関係においては直接憲法の規定が直接適用されない)







やらない夫うむ、「直接適用されない」がポイントだな。ちなみに

「私人間の関係においても、相互の社会的力関係の相違から一方が他方に優越し、事実上後者が前者の意思に服従せざるをえない場合があり、~(中略)~ このような場合に限り、憲法の基本権保障規定の適用ないしは類推適用を認めるべきであるとする見解もまた、採用することはできない」

とも判示されているので、「類推適用されるものでもない」というのも、ポイントだと考える。                       









9

やる夫正座


(2人ともすげえ真剣なので間に入れないお・・・このシリーズ、やる夫が出る幕が全くないお)












10

やらない夫



そして、最高裁判所は、続けて次のように判示した。




              





11


【最高裁】

最高裁

私的支配関係においては、個人の基本的な自由や平等に対する具体的な侵害またはそのおそれがありその態様、程度が社会的に許容しうる限度を超えるときは ~(中略)~ 場合によつては、私的自治に対する一般的制限規定である民法一条、九〇条や不法行為に関する諸規定等の適切な運用によつて、一面で私的自治の原則を尊重しながら、他面で社会的許容性の限度を超える侵害に対し基本的な自由や平等の利益を保護し、その間の適切な調整を図る方途も存するのである。
 








12



やらない夫手組み上記最高裁判所の示した考えを、俗に「間接適用説」等とも呼ぶ。要は「私人間の権利侵害に対し、民法や不法行為に関する諸規定等を用いて解決するという方法もある。すなわち、民法等の私法の一般条項の規定を解釈する上で憲法の趣旨を読み込むことは不可能ではない」というものになる。

行政書士試験勉強においては、憲法が私人間の関係においても間接適用される場合があるということを知っておくことがポイントになると考える。但し、最近の行政書士試験の内容だと、「以下の判決文を読み憲法の間接適用説と同じ考え方に該当するものをア~オの中から選択する」みたいな問題になりそうな気もするが・・・






できる夫目閉じそうですよね。最近の行政書士試験の問題は、判決文を読んである考え方に一致するもの、又はそぐわないものを選択するみたいな問題が憲法の分野では見かける印象があります。

試験中、判決文を全部読んでいると時間がなくなっちゃうので、ポイントとなる個所をどれだけ早く見つけるかが重要なんでしょうね。








13

やらない夫机
そうだな。とまあ、ここまで三菱樹脂事件のポイントをやってみた。そう、この事件の争点に対する最高裁判所の判示は以下のとおりだ。

・企業が特定の思想・信条を有する者の雇い入れを拒否すること→企業者が特定の思想、信条を有する者をそのゆえをもつて雇い入れることを拒んでも、それを当然に違法とすることはできない
・企業が労働者の雇い入れにあたり、その者の思想・信条を調査すること →企業者が、労働者の採否決定にあたり、労働者の思想、信条を調査し、そのためその者からこれに関連する事項についての申告を求めることも、これを法律上禁止された違法行為とすべき理由はない。




できる夫目閉じ

三菱樹脂株式会社側の勝訴のような内容ですね。最終的には原告と三菱樹脂株式会社で和解するという結果になったようです。









14




タバコ

ということで今回はここまでだお。次回は何の判例を取り扱うかはまだ未定。

それでは、また








【2016年10月20日追記】
本記事では憲法の私人間効力という面に重点を置いて記載をしておりますが、本件は、雇用契約における被使用者の「思想・信条の自由」(憲法第19条)と、使用者の「企業の経済活動ないし営業の自由」(憲法第22条)という二つの憲法上の人権規定が対立しているという捉え方もできます。また、本件は「雇用の際の思想調査及びそれに基づく雇用拒否が当然に違法となるわけではない」という判示であり、本件雇用契約に基づく解約権の行使が適法であるかどうかというところまでは踏み込まずに、東京高等裁判所に差し戻しています。よってこの判決をもって「雇用の際の思想調査及びそれに基づく雇用拒否は合法である」とまではいえないようなニュアンスであることに注意が必要かなと思います。



前科照会事件に続く








【やる夫で学ぶ行政書士試験関連の判例】

八幡製鉄事件

税理士会政治献金強要事件

群馬司法書士会事件

マクリーン事件

DBでいう人造人間編みたいなもの

外国人地方参政権事件

全農林警職法事件

三菱樹脂事件

前科照会事件


やる夫で学ぶ行政書士試験


平成22年度版やる夫で学ぶ行政書士試験



今回の話は花火の場所取りしている間に作りました。




1



【8/14 東京湾花火大会 竹芝公園会場 午前中】


できる夫あご2

さてさて、この季節がやってきました。もう、かれこれ5年連続の参戦となります。今回も、この竹芝公園会場で場所取りです。

さってと、今年はどのあたりにしようかな・・・ん・・・なにやら騒がしい人たちがいますね。







ぼくらの夏はこれからだ






















2

できる夫目閉じ

あの辺りは、騒がしそうなので、もうちょっと彼らから離れたところにしますか・・・

ん、この辺でいいかな。比較的落ち着いた人とかが多そうだし。











3



【夜7時~】

花火























4

できる夫あご2

やっぱり、東京湾の花火は良いですなあ。

今年は、去年に比べてまあまあパワーアップしましたな。トリはいつもの感じだったけど、ところどころ新しい花火が見受けられますね。

この東京湾花火大会は1年に1回・・・・








できる夫真剣

行政書士試験も1年に1回しかありません。

悔いのないように全力でぶつからねばとますます思うようになりました。今日も帰ってから勉強をやらねば・・・









5





【2010/8/15】

できる夫笑顔

やらない夫さん。おはようございます。

いやあ、昨日の東京湾花火大会よかったですよ。トリはやっぱりすごい迫力でしたよ。








やらない夫コーヒー

ああ、東京湾花火大会は東京の花火大会の中では花火のでかさとか最高クラスだろう。

ちなみに、おれはこの前「佐倉城下町400年記念 佐倉市民花火大会」に行ってきた。

最大20号玉なんで、かなりでかい花火だったぞ。しかも、熱心に場所取りとかしなくても、花火始まる直前でも川原で結構見やすいポジションGETできるし、穴場だな。










6

できる夫ほおづえ

ああ、場所取りを熱心にしなくても良いポジションで見れるっていいですよね。

東京湾花火大会は、お台場に行こうが竹芝に行こうが、どこ行ってもだいたい込みますからねえ。










やらない夫机

そうなんだよな。そういえばさ、佐倉花火大会は印旛沼で打ち上げるんだけど、なんか、沼とか湖とかの方がでかい花火打ち上げられるのかな。前に見た、諏訪湖花火大会もかなりでかい花火打ち上げてたし。

おれ、その辺の花火事情よくわからないから知らんが。そういえば、今日やる夫はくるんだったっけ?




               








7

できる夫目閉じ

なんか、今日は約束があるんだとか言ってましたよ。何なのかは詳しく聞きませんでしたが・・・








やらない夫コーヒー

あいつもあいつで、夏を楽しんでいるんだろう。

「約束」といえばさ、J-POPって「君と交わした約束」とか多くね?ってこの前思ったんだけど。「あの日の約束」とか「あのとき誓った約束」とかAqua Timez、EXILE、KAT-TUNあたりに多そうだが。









8

できる夫目閉じ

ああ、なんかわかります。似たようなのだと「翼広げて」、「瞳閉じて」、「何かを探して」とかありますね。「もう一人じゃない」「あの頃に戻りたい」とかも・・・なんか、2chでそういうコピペを見た気がします。






やらない夫手組みああ、「JPOPは翼広げすぎ、眠れぬ夜多すぎ、大切な人いなくなりすぎ・・・」とかのやつだな。

やっぱ、ある程度切ない歌詞の方が受けるのかな。まあいいや、で・・・今回は、判例シリーズのほうだな。

ええっと・・・全農林警職法事件だな。公務員の労働基本権や争議行為について問われた事件。この事件は、内閣が警察官職務執行法の一部を改正する法案を衆議院に提出したことに反対する行動として、全農林労働組合が農林省の職員に対して、争議集会への参加説得など争議のあおり行為を行ったことに端を発する。









9

できる夫眉上げ

そして、そういった争議のあおり行為を行ったことが国家公務員法98条5項に違反するものとして、全農林労働組合の幹部が刑事責任を問われたんですよね。一審は無罪で二審は逆転有罪。そして最高裁で・・・







やらない夫スーツ片目閉じ

有罪となったな。裁判官の中でも意見の分かれる判決だったが。

この判決では、1つ目のポイントとして、労働基本権は公務員に対しても及ぶのかというところがある。

この点について。










10


【最高裁】

最高裁

動労者として、自己の労務を提供することにより生活の資を得ているものである点において一般の勤労者と異なるところはないから、憲法二八条の労働基本権の保障は公務員に対しても及ぶものと解すべきである。



                   

                   





11

やらない夫茶飲みとして、公務員といえども、憲法で規定する労働基本権は基本的に及ぶものと判示した。

全逓東京中郵事件(最高裁 昭和41年10月26日判決)でも、似たような理由で公務員であっても労働基本権の保障を受けるべきあると判示されているな・・・

ただ、2つ目のポイントとして、その労働基本権も一定の制約を受けることがあるのかどうかについて、全農林警職法事件では次のように判示している。










12



【最高裁】

最高裁

ただ、この労働基本権は ~ (中略) ~国民全体の共同利益の見地からする制約を免れないものであり~ (中略) ~公務員は、私企業の労働者と異なり ~(中略)~その使用者は国民全体であり、公務員の労務提供義務は国民全体に対して負うものである。



                   






13


【最高裁】


最高裁

公務員の地位の特殊性と職務の公共性にかんがみるときは、これを根拠として公務員の労働基本権に対し必要やむをえない限度の制限を加えることは、十分合理的な理由があるというべきである。~(中略)~国公法九八条五項がかかる公務員の争議行為およびそのあおり行為等を禁止するのは、勤労者をも含めた国民全体の共同利益の見地からするとやむをえない制約というべきであつて、憲法二八条に違反するものではない。









14

できる夫目閉じ結果として、公務員が争議行為のみならず、争議をあおる行為についても禁止されるのは憲法違反ではないとの判決でした。

公務員の労働基本権の制約を広く認めるのか、それとも制約をできる限り狭く限定的な場合に認めるのか、この事件の前後の判決でも色々と揺れ動いている感じですね。






やらない夫スーツ片目閉じそうだな。さっきあげた「全逓東京中郵事件」も関連する判例だし、「東京都教組事件」あたりも関連する判例と言っていいだろう。公務員の労働基本権及びこれに対する一定の制約というものを考えるには他の関連する判例なんかの知識もあった方がいいかもな。

関連する判決に共通して言えるのは、
公務員であっても労働基本権の保障は及ぶ
但し、争議行為を禁止されるなどの一定の制約を受けるのはやむをえない

といったところ。ただ、争議行為の禁止などの一定の制約についての見解はそのニュアンスなど多少判決によって異なるところもある。









15

できる夫困る

その辺りのニュアンスの違いなどを関連する判決文を読むなどして感じ取っておくと、憲法28条を考える上でより理解が深まりそうですね。








やらない夫スーツ片目閉じ

そうなんだよな。それと、おれが思うにだけど、最近の行政書士試験の憲法問題を見ていると、時間があればだけど、多少、実際の判決文を読んだりした方が良いのかなと思うときがある。テキストにはだいたい判決文の要旨が書いてあるぐらいだったりすることも多いからな。

まあ、長文を読むという意味では、一般知識の国語対策にも少しはなるかもしれんし。


                 
                 







16

できる夫困る
ああ、 それちょっとわかる気がします。前回の試験問題でも、問6のようにある判決文の一節を読んで回答せよみたいな問題がありましたしね。問4、問5なんかも判例の考え方などを問う問題でしたし。

そういえば、行政書士試験に合格した後、開業していく上で、判例とか勉強し続けるものなんですか。






やらない夫机

ああ、おれはガチで判例時報を定期購読してる。

自分の専門分野に関する判例はそうだが、他の分野に関する判例も一通り目を通してる。判例って、定められた法律をどう運用していくのかということに対するガイドラインみたいなところがあると思うし、法律があるとして、じゃあ実態としてどう運用されるのかは、判例に頼らざるを得ない部分もあるんじゃないかな。


               






17

できる夫笑顔

やはり、行政書士試験に合格された後でも行政書士として開業してやっていくには、色々と勉強が欠かせないんですね。








やらない夫手組み

だな。

まあ、今回はこんなところにしようか。そろそろ平成22年度行政書士試験の願書提出の期限が迫ってきているので、次回は平成22年度版の願書提出編をやろうと思う。




                   


インターネット申込序章」に続く








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平成22年度版やる夫で学ぶ行政書士試験



久々の更新となりました。


昨日「外国人地方参政権事件~やる夫で学ぶ行政書士試験」をアップしましたが、
この「やる夫で学ぶ行政書士試験」を書いて思ったのは、書いていて純粋に楽しかったということです。

これを書いていてられるぐらい、色々と余裕のある状況でいつもありたいなとも思いますが・・・
業務が立て込むとほんとそれどころではなくなってしまうので、ちょくちょく余裕のあるときに
更新していきたいと思います。









ということで、今回は、外国人地方参政権事件についてやってみました。
ちょっと、デリケートな話題ですので、記述には多少気を払ったところがあります。


今年の試験において、外国人の選挙権がらみの出題はあるかもしれません。
が、憲法問題で、真正面からこの外国人地方参政権事件を題材に、

「定住外国人に地方選挙の選挙権を付与する法律を作ることは、憲法上禁止されていない云々」

というようには出題されたりする可能性は、最近の試験問題傾向をみる限り低そうです。


もしかするとですが、地方自治法の住民監査請求・住民訴訟や土地改良区の総代選挙のように
国籍条項のない選挙と絡めて、出題されたりするかも
と思ったりしてます。


グレーで議論の多い事柄を試験問題としては取り扱いたくないでしょうから、
定住外国人等の地方選挙における被選挙権やら、仮に選挙権を付与する法律が作られたとしても
どこからどこまでが対象者なのかといったことは問われないと思います。








次回は、今年度の行政書士試験概要が発表されたことを受けての
「やる夫で学ぶ行政書士試験」をやり、以降は、


・このブログでやっていた「平成21年度行政書士試験」の問題予想が
 実際に少しは当たっていたのか等振り返る

 (やる夫で学ぶ行政書士試験5~8辺りで問題予想やっておりました)

・今年度の予想

・今年度版のおすすめテキスト、問題集

・最近思う試験勉強の進め方

・六法について


なんかをやる夫でやりつつ、「行政書士試験関連の判例」や私の「行政書士開業こぼれ話」を交えて、
やっていきたいと思ってます。






【やる夫で学ぶ行政書士試験関連の判例】

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