マクリーン事件~やる夫で学ぶ行政書士試験 マクリーン事件~やる夫で学ぶ行政書士試験

マクリーン事件~やる夫で学ぶ行政書士試験



 現在連載中 【やる夫による行政書士試験テキスト・問題集レビュー

 2013年8月24日追加「行政書士基礎テキスト 法令編(2013年度版)



行政書士試験に、働きながら独学で合格した体験に基づく試験対策ブログ

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3連休でも、全く休みというわけではなく、土日と仕事を行っておりますが、
その合間を縫って更新します。


最近は、行政書士業務の方でも新規案件ばかりでなく、以前お仕事をさせて頂いた方から
別件でお仕事をまた頂けたりすることがあり、こういうのがすごく嬉しく感じます。


では、今回は、外国人の日本における人権が問題となった「マクリーン事件」についてです。




1


マクリーン事件1


夢の中、最高♪















2


マクリーン事件2




夢の中では何にでもなれる♪
クッキングマスターにもなれるし♪














3

マクリーン事件3





バク宙もできるし♪











マクリーン事件3-2




こんな動きもできるし♪







『そ、その動きは・・・』









4


マクリーン事件4-5




マッチョになったりできるんで♪
むかつくあいつに
喧嘩を売ってみた~











5

マクリーン事件4-5





てめえ、次鋒なめんなよ!
くらえ!地獄の砲弾!
グオゴゴゴ








6


マクリーン事件6












マクリーン事件6-2












マクリーン事件6-3
















7

バタン
マクリーン事件7











マクリーン事件7-2










マクリーン事件7-3

















マクリーン事件7-4







うわああああ・・・なんだ夢かお・・・。 













8

マクリーン事件8
たく、最後のコマ「ハア、ハア」って、キャノン・ボーラーじゃあるまいし。なんか意味不明な夢だったお。
明斥夢を見れるようになるのは、まだまだ先みたいだお。


    




マクリーン事件8-2


さりげなくレオパルドンも入ってたようだが、まあ、そこんとこはいいや。まあまあ、少しずつ近づいているんじゃないか。明斥夢ってやつに。
でもあれだな、著作権を侵害しないようにパロディするって難しいな。
ということで、そろそろ今回の本題に入ろうか。 今回は「マクリーン事件」だ。







9

マクリーン事件9


ああ、憲法のところで必ず勉強するやつだお。
てか、事件名に名前が入ってるってすごい話だお。日本人の名前が事件名に入ることってほとんど聞かないのに外国人絡みの有名な裁判とかは、結構名前が入ってることが多いお。
                 





マクリーン事件9-2


だな。「森川キャサリーン事件」とか「レペタ事件」とかな。
確かにそこんところ不思議だが、今回はその辺は置いてに進めていくぞ。

マクリーン事件では、外国人に対して人権がどこまで及ぶかという点と、外国人の政治活動の自由なんかが争点になったな。







10

マクリーン事件10


テキストを読んでも、マクリーンさんがどんな政治活動を日本で行っていたのかがあまり書かれていないのだけど、実際、どんな感じだったんだお?









マクリーン事件10-2

うむ、説明しよう。

マクリーンさん(アメリカ人)は、日本にある語学学校の英語講師として1年間日本に在留する資格が認められていたんだ。

で、マクリーンさんは、とある平和運動団体に所属しその定例集会に参加したり、駅前でビラ配布を行ったり、デモ行進に参加したりしていたんだ。
ちなみに、この平和運動団体がこれらの政治活動で訴えていた内容は、ベトナム戦争反対や日米安保条約の反対、アメリカ軍のカンボジア侵入反対といったところだ。
                 






11

マクリーン事件11




むむむ。
で、マクリーンさんはどの程度その政治活動に携わっていたんだお?









マクリーン事件8-2

デモ行進やビラ配布には、1回でなく何回か参加しているようだ。

とはいえ、これらのデモ行進は平和的かつ合法的な範囲であったようだし、マクリーンさん自体、指導的な立場にいたわけではないようだし、その参加もあまり積極的なものでもなかったようだ。

んで、そうこうしているうちに、1年間の在留期間が終わろうとしてきたので、在留期間の更新申請をマクリーンさんは法務大臣に対して行ったんだ。







12

マクリーン事件12



で、更新を拒絶されたと・・・







マクリーン事件12-2


いや、更新の許可自体はされたんだ。

但し、出国準備期間として、120日間の在留を認めるといった内容だった。

なので、法務大臣の処分は、実質的には更新拒絶といっても差支えないような処分だったといえる。そこで、マクリーンさんは再度、1年間の在留更新を申請したんだが、やはり拒絶された。








13

マクリーン事件10



なるほど、更新が完全に拒絶されたわけではなかったのかお。
この辺りはちょっと知らなかったお。で、こっから裁判になっていくわけだお・・・







マクリーン事件10-2


そう。マクリーンさんは、法務大臣の処分の取り消しを求めて法務大臣を被告として提訴したんだ。

で、あまり知られていないんだが、1審(東京地方裁判所)はマクリーンさんが勝訴したんだ。しかし、2審の高等裁判所では逆転敗訴で、上告。

最高裁判所は次のように判示して2審の判決を維持し、結果としてマクリーンさんの請求は棄却されることが確定した。
                  







14

マクリーン事件14-15
国際慣習法上、国家は外国人を受け入れる義務を負うものではなく特別の条約がない限り、外国人を自国内に受け入れるかどうかまた、これを受け入れる場合にいかなる条件を付するかを、当該国家が自由に決定することができるものとされていることと解される 

したがつて、憲法上、外国人は、わが国に入国する自由を保障されているものでないことはもちろん、所論のように在留の権利ないし引き続き在留することを要求しうる権利を保障されているものでもないと解すべきである

【最高裁判事】







15

マクリーン事件14-15
法務大臣の「在留期間の更新を適当と認めるに足りる相当の理由」があるかどうかの判断の場合についてみれば、右判断に関する前述の法務大臣の裁量権の性質にかんがみ、その判断が全く事実の基礎を欠き又は社会通念上著しく妥当性を欠くことが明らかである場合に限り、裁量権の範囲をこえ又はその濫用があつたものとして違法となるものというべきである。

上告人の政治活動から同人を将来日本国の利益を害する行為を行うおそれがある者と認めて、在留期間の更新を適当と認めるに足りる相当の理由があるものとはいえないと判断したとしても、その事実の評価が明白に合理性を欠き、その判断が社会通念上著しく妥当性を欠くことが明らかであるとはいえない。

【最高裁判事】






16

マクリーン事件8-2
とまあ、こんな感じで法務大臣の処分は違法とは言えないとして、法務大臣の処分は妥当であると判断した次第だ。

平たく言うと、
・外国人の日本国への入国の自由を憲法では認めていない。
・法務大臣の裁量権にもある程度制限がある。
・マクリーンさんの政治活動等を根拠に在留更新を認めなかったのは法務大臣の裁量権の範囲を超えたものではない。
こんなところだな。







マクリーン事件10

で、ここでよく行政書士試験のテキストに出てくる
「憲法第3章の諸規定による基本的人権の保障は、権利の性質上日本国民のみをその対象としていると解されるものを除き、わが国に在留する外国人に対しても等しく及ぶものと解すべき」
という有名な判示が出てくるんだお。







17

マクリーン事件17

そのとおり。素晴らしいな。やる夫。
さらに言うなら 

「政治活動の自由についても、わが国の政治的意思決定又はその実施に影響を及ぼす活動等外国人の地位にかんがみこれを認めることが相当でないと解されるものを除き、その保障が及ぶものと解するのが、相当である」

とも続いて判示されている。
このあたりが、憲法で外国人の人権に関して学ぶ上で重要なポイントだ。










18

マクリーン事件12-2


とまあ、このマクリーン事件は、外国人の日本における人権を考えるうえで、非常に重要な裁判例だったということだ。

次回もこれに続く形で「定住外国人地方参政権事件」を取り扱いたいと思う。

まあ、今話題にもなっているところなので、ここは行政書士試験勉強を進めるうえで重要なところだからな。





DBでいう人造人間編みたいなもの」に続く





【やる夫で学ぶ行政書士試験関連の判例】

八幡製鉄事件

税理士会政治献金強要事件

群馬司法書士会事件

マクリーン事件

DBでいう人造人間編みたいなもの

外国人地方参政権事件

全農林警職法事件

三菱樹脂事件


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Author:梅安
性別:男性
生年月日:1980年8月19日

千葉県行政書士会所属の行政書士です。

私自身が独学で行政書士試験に合格した経験に基づき、やる夫というキャラクター等を使って行政書士試験対策等をこのブログでは書いております。

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